街の中の遺跡 1
2000年に撮影した倒壊寸前の建物がその後自然倒壊し、2006年には痕跡さえ分からない。インカやアンコールワットやボロブドールの遺跡なども発掘される前はこんな過程を辿ったのかも知れない。
Google Picasa(無料ソフト)で加工した“ぼかし”は、デビッド・バーネット風というより場所の特定を分かりにくくするためかな?
(memo)
ゴリモンさん曰く“本城直季もどき”の箱庭写真です。
ナショナルジオグラフィック[日本版]2006年8月号の特集
『まだ癒えぬハリケーンの傷跡』写真:デビッド・バーネット
も 本城直季氏同様大型カメラと“あおり ” を駆使した写真を掲載している。
本城直季氏は「トヨフィールド」、デビッド・バーネットは下記の撮影データのように「スピード・グラフィック」使用である。
(上記サイトより)
【瓦礫の山】写真=デビッド・バーネット 文=クリス・キャロル
・カメラ:スピード・グラフィック:フィルム:フジカラーネガティブ160: レンズ:エルノスター5”:シャッター速度:1/500秒:絞り:f3.5
(掲載写真の原画は【瓦礫の山】写撮影中のデビッド・バーネットのスピード・グラフィック=“あおり”がよく分かる=同誌[編集だより]より無断転載)
“あおり”は、建築写真などで“上すぼまり”や“下すぼまり”などを避けるのに使うのは知っていたが、こんな使い方はまっしゅ氏のブログやゴリモンさんのブログで初めて知りました。
表現の手法や意図する目的は違いますが 各人各様なかなか興味深い作品が見られます。
(さらに参考)
谷中M類栖「『ザ・藤森照信』現物×模型」
【ザ・藤森照信ー総勢100名による徹底探究-歴史・設計・人間】
(参考=ちょこっと関連サイト)
the bitter*girls[牛の放牧]
http://blog.so-net.ne.jp/photolog/2006-08-07
Pya!ミニチュア?[バスとパトカー:コメントも面白い♪]
http://pya.cc/pyaimg/pimg.php?imgid=28690&msgfull=yes
2 Comments:
私もアオリって言葉は所謂建築写真における逆の論旨から知っていた言葉でした。しかし、この本城氏流リアリズムの追求の仕方はそこに完全なる倒錯が内包されていて、非常に面白いと思います。それとリンクありがとうございました。
紹介していただいた【ザ・藤森照信】を購入しました。すっかり藤森ファンになりそうです。有難うございます。
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