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2006/12/13

memo:1970年、映画で見る万博、そして日本の現実・山田洋次監督{家族」


 1970年、「人類の進歩と調和」をテーマにした日本万博が大阪で開催され、国内外から6400万人もの入場者が集まった。「家族」は、当時開催中だった万博会場でも撮影された。
 
 万博の会場や大阪の雑踏などすべて手持ちカメラで、いわゆる盗み撮りです。家族が日本列島を移動しながら、さまざまなことに出会う。

 意識しなくても日本の現実が画面に映るに違いない。そうカメラマンの高羽哲夫さんと話し合いました。当時はやっていた「ディスカバー・ジャパン」などという言葉は空虚に聞こえた。長崎の炭鉱が閉山し、古里を追われ、北海道で酪農を始めるため、苦しい旅を通して現実を見つめたかったのです。
(読売「時代の証言者」山田洋次 [15] 2006.12.13 より抜粋)




 
■毎日映画コンクールの歩み
「家族 」第25回(1970年度)毎日映画コンクール(日本映画大賞)受賞
http://www.japan-movie.net/history/?cid=52

■商品内容:「家族 」(期間限定生産)
 新天地を求め、長崎の離島から博多、おりしも万博で賑わう大阪、東京を経て、はるばる北海道まで旅を続ける炭鉱離職者一家の愛と哀しみを綴った家族ドラマ。愛児の死を乗り越え、ひたすらに目的地を目指す家族の姿を、ドキュメント風に追っている。映像特典として、山田洋次自身が作品コメントを語る『監督自作を語る』が収録されている。
http://nttxstore.jp/_II_D111888763?LID=egoodvd&FMID=egoo

■(今日の映画)「家族」
 高度成長期の日本の姿を、ある家族の長崎から北海道への旅を通じて描いた素晴らしいロードムービーです。大阪万博の熱気や、東京・大阪の当時の町並み等非常に貴重な映像が多く出てきておりとても興味深かったです。
 シリアスな作品ですが、何か一緒に日本列島を旅している感覚で見ることができ、あっという間にエンディングを迎えてました。1970年当時の貴重な記録映像として、後世に遺したい作品です。
http://orionsforever.at.webry.info/
200608/article_6.html


■memo:高倉健と「黄色いハンカチ」健さんと初めて会った日山田洋次「時代の証言者」[16]
http://blog.livedoor.jp/enethan_fan/
archives/50851062.html

★12月15日放映 ABC-TV【徹子の部屋】は山田洋次監督出演

おまけMovie'73 Tamil Movies. Director:M.G.­Ramachandran より

EXPO'70(大阪万博ロケ 1.2)
http://www.youtube.com/watch?v=sGfdzigw1kc

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